回転機を固定子・回転子・その他部品関係に分解し、点検・清掃を行います。
固定子・回転子に関しては、専用の薬剤洗浄で油分や粉塵を除去後、乾燥で十分に水分をなくし、エポキシ系樹脂でコーティング処理をすることで延命化や不慮の事故停止を予防します。
嵌め合い箇所の点検調整、軸受部の点検調査修正、回転子のバランス調整など機械的老朽化対策も行います。



固定子回転子のコイルの劣化状況が著しい場合は、フレームや鉄心を再利用してコイルのみを更新する処置方法であるコイル巻替えを推奨します。
コイル巻替えをすることで新品時の機能へ回復可能、新品購入と比較すると納期面でも早く、また据付寸法が変わらない為、ライン全体の構造変更の心配がありません。SDGsの観点からも優れた修理方法となっています。
2025年、巻線工程を⼀貫して実施できる専⽤工場を新設しました。主要工程をクリーンな環境にすることで、異物混⼊などの品質不良を未然に防⽌し、安定した巻線品質を確保しています。また、輸送工程の削減により、輸送待ちによる滞留も解消され、短納期での対応が可能となりました。

01
1945年の創業以来蓄積してきた技術とノウハウを基に、新製時の性能へ回復させるための最適な仕様を決定し、各工程で確実に実施しています。
また、超⼤型乾燥炉を完備しており、寸法5m・重量30tクラスの⼤型機でも⼗分な乾燥処理が可能です。
これにより、絶縁性能の安定化と品質の均⼀化を実現しています。
02
電線を社内で⼀貫製作する体制を整えたことで、従来より40日以上の納期短縮を実現しました。
品質面では十分な検査を実施しており、また、電線サイズの⾃由度も高く、多様な仕様・特注要求にも柔軟に対応できます。
また、製作量の最適管理により、コスト⾯でも15%以上の削減を達成しており、品質・納期・コストの3点で⾼い付加価値を提供できる工程となっています。
03
専⽤の成形設備により、回転機内に組み込まれる複数のコイルを均⼀な形状で製作することができます。
これにより、組⽴精度と電気特性の安定性が向上します。
また、製作エリアをクリーンな環境にすることで、異物混⼊を徹底的に抑⽌し、⾼い品質を維持しています。
さらに、全⻑2,000mmクラスの⼤型コイルにも対応可能な設備を完備しており、幅広い機種・仕様に柔軟に対応できる製作体制を整えています。
04
点検・清掃が完了した鉄心に対して、新規製作したコイルを正確に組み込む工程です。
作業エリアはクリーンな環境で管理しており、鉄心内部への異物混⼊を徹底的に防⽌しています。
また、⻑年にわたり技術を継承してきた熟練作業者が担当することで、⾼い精度と安定した品質を確保しています。
05
当社では、鉄心にコイルを組み込んだ後、樹脂を深部まで浸透させる一体真空加圧含浸法を採用しています。これにより、コイル全体の絶縁性能を⼤幅に向上させ、⻑期的な信頼性を確保しています。
また、日本最⼤級の⼤型真空含浸装置を完備しており、直径4mクラスの⼤型機にも対応可能です。
電動機・発電機を安全に長期使用するためには、事故の可能性を抑えるオーバーホールによる“延命処置”を繰り返すことが必要です。また絶縁の寿命を絶縁診断にて推定し、恒久処置(コイル巻替え)を計画することが設備の長期使用につながります。
恒久処置(コイル巻替え)は、SDGsの観点からもメリットがあります。
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